café gallery coco de Nadir

みんなには、「心からゆっくりできる場所」ってあるかな？

あたりまえの毎日でも、仕事に、家事に、趣味に…と数えてみれば意外に盛りだくさん。
たまにはふと立ち止まって、身体や心を休ませる時間も大切だよ。

今年10月にオープンした『coco de Nadir（ココ・ド・ナジール）』さんは、まさにそんな時間を過ごすのにぴったりな空間。

国府の町の一角、扉を開けた瞬間からその「物語」ははじまるよ。

お店の中に飾られている絵はそれぞれいろんな表情をしていて、一つ一つ眺めていくとまるで旅をしているみたい。
だけど全体を見るとそれらは調和していて、とっても心地よい空間をつくりだしているんだ。

なんだか忙しい毎日でザワザワしていた心が、ゆっくり ほどけていく気がするなぁ。

オーナーさんが描くのは、ご自身が深い魅力を感じて「切りとりたい」「時代を超えて残していきたい」と思ったものなんだって。

それを聞いてボクは、もう一度絵を眺めて「どうして残したいと思ったんだろう？」「そこにはどんな物語があるんだろう？」って考えてみたんだ。

きっとそれって、見る人によって違う答えが出てくるんじゃないかな。
あるいは同じ人でも、その時の気分でまた別のことを考えるかも。

絵に出会い、物語に出会い、それを感じる心に出会う。
ここでしかできない とっても素敵な経験だね。

ところで、「最初のテーブルとソファの写真は？」なんて思ったみんな。
『coco de Nadir』さんは、ギャラリーであると同時にカフェでもあるんだ。

額縁の中にそれぞれの物語が息づく空間の中で、のんびりお茶を飲んだりお食事したり。
心を開放して、いろんなものにいろんなことを感じて…

みんなが出会うのは、どんな物語かな？


【今月のひごすけチョイス！】

絵の中のお皿と、現実に並んだ陶器とが 繋がったような世界。
この絵はオーナーさんが有田焼の市で見かけた一幕を描いたものなんだ。

もともとは別のお店が並ぶ商店街が、陶器市の期間だけまるごと有田焼の町に大変身。
大人も子どももみんなが力を合わせて、一つの文化をつくっているのが有田焼なんだって。
どこからか町の賑わいが聞こえてくるような気がしない？

ちなみにお店に飾られている絵は、購入することもできるよ。
絵は空間をつくり、生活を彩るもの。
お茶を飲みつつゆっくりと解放された心が「これだ！」と叫ぶ、そんな運命の瞬間にも出会えちゃうかも？