森の味処 なかむら

お店はまさしく《隠れ家》（☆☆）
森の中に、ひっそりと建っておりました。
まるで、昔話にでも出てくるような、佇まい♪
お店は森の中ですが、駐車場は広々とありますのでご安心ください。

この建物は古民家ではありません。
元々しいたけ農家だったご主人（現店主のお父様）が、3年かけて一から手作りされたお店です。

入り口の所には、今となっては田舎の農家でも見た事ないような農機具？が並んでます。

店内の雰囲気も趣ありますねぇ～。

『うわっ！鳥が居る！（＠＠）』と思ったら、はく製でした(^^;;

店内は広くて明るいです。
靴を脱いで上がります。
大きな窓からは、外の緑が目の前に。
これって、これからの季節、見事な紅葉が見れるのではないでしょうか(^▽^)

ふと天井を見上げると、そこには、竹で作った《しょうけ》って言うのかな？そんなのが、たくさん置いてあります。
たぶん、ディスプレーでなく、実際使ってらっしゃるんだと思いますが(^^)

片隅には、足踏みのミシンも。
今はなかなか見ないですねぇ。

店内は、座敷の席だけでなく、ベンチ椅子にテーブルの席もあります。

外にはテラスの席も。
天気の良い日はテラス席も気持ちいいでしょうねぇ～♪

店内もとっても風情があって、落ち着く素敵な空間なのですが、他にも手作りならではの、なんとも雰囲気のいい場所が・・・。

それは、お手洗いです。
お手洗いは外にあります。

トイレの中はご紹介しませんが、手洗い場を☆
石のうすみたいな所に溜まった水が、下の大きなカメの中に流れる仕組みです。

横の取っ手をひねると、上の真ん中の所から水が出て、こんな風に流れます。
なんか芸術的～☆
使った後は、ちゃんと栓を閉めて下さいね（笑）

そうそう、外には、なにやら御神木もあるんですよ。
これです。

人が寄り添い抱き合ってるように見えませんか？
《縁結びの木》だそうです。
願えば夢叶う☆

さて、そろそろお食事といきましょうか(^^)
メニューはこちらです。一部だけご紹介します。

他にも合鴨ネギ焼や地鶏焼セット、だご汁の単品やご飯とだご汁のセットもありますよ。

何にしようか迷う所ですが、ここはやはり《ひごなび》さんのクチコミ見ても人気の《ナメコのだご汁》食べなきゃですね（笑）
単品でもいいのですが、色々食べたいので《ナメコだご汁定食》でいただきます♪

そもそも、だご汁にナメコって珍しいなって思いました。
椎茸が入ってるのは、他のお店でもよく見ますが。
クックパッド見ても、材料には“しいたけ”って書いてあります（笑）

実はここ《森の味処　なかむら》さんは、お店の横でシイタケとナメコの原木栽培をされてるんですよ。

菊池市は、県下でも有数のシイタケの産地でもあります。
なかむらさんのお店より、もっと奥地のほうに行きますと、幻の椎茸《黒香》を栽培されてる農家さんがあったりと、とにかく菊池の椎茸は美味しいのです。

なかむらさんのお店の横にも、椎茸のほだ木がたくさん並んでました。

そう、椎茸のほだ木は見た事もあります。
最近は、スーパーでも《原木シイタケ》が売ってあるのを、良く見かけることがあります。

ですが、《原木ナメコ》って見た事ありますか？
私は初めて見ました。

原木シイタケのほだ木の横に、原木ナメコが栽培してあります。

私は、原木シイタケは食べた事ありますが、原木ナメコは食べた事もありません。
スーパーに売ってある、真空パックになったナメコって、菌床栽培したナメコなんですよね。
はっきり言って、菌床栽培のナメコと、原木栽培のナメコは、味も色も大きさも全く違います。

だご汁の中に、ナメコがたくさん♪

大きいです♪（＠＠）
風味も強いし、これまで食べたナメコとは味も全然違います。
美味しいです。
具だくさんのだご汁ですが、絶対ナメコが主役です（☆☆）

主役のナメコと肩を並べるのが、この《だご》
標準語で言えば、《団子》の事ですが、熊本では《だんご汁》でなく《だご汁》と言います。
この《だご》もまた美味しい♪
柔らかすぎず固すぎず、絶妙な歯触り。
ぷるん・つるんとした食感のだごです。

そして、このだご汁にお好みで入れる《柚子胡椒》
もちろん手作りです。
ピリッとしてて、いいアクセントになります。
私は、柚子胡椒を入れた方が好きです♪

《ナメコだご汁定食》には、地鶏焼も付いてきます。
結構量も多いですね。
タレか塩、お好みでいただきます。

自分で焼いて食べます。
地鶏も脂がのってるのです(^^)v
若干けむりが・・・（笑）
この写真、プロじゃない素人撮影のイイところ？
プロだと載せないであろう、煙で食材が見えないショット（笑）
でも、臨場感があって、よくないですか？(≧▽≦)

せっかくなんで、他の単品メニューもいただいてみました。
こちらは、《合鴨ネギ焼》です。

鴨とネギですから、相性バッチリです。
鴨肉、綺麗ですねぇ～☆

この鴨肉焼くのは、コツがあります。
鴨肉は、すぐに焼けます。
焼き過ぎＮＧ(^^;;
なので、まずネギを焼いて、そろそろネギが焼けるかな？って時に、鴨肉を焼いて、そしてネギと鴨肉を一緒に食べます。
別々に食べるより、絶対こっちの方が美味しいです♪

もう一品、単品オーダーしたのは《合鴨のたたき》
たたきは柔らかく、こちらも美味しくいただきました☆

目の前で焼いて食べると、美味しいですが、ちょっと暑くはなりますね（笑）
でも、窓を開けると、自然の風が入ってきて涼しいです。
さすがは森の中。
平地より若干気温も低いのでしょうか？

すると・・・隣のテーブルで食事していたお客さまが、『あらっ？雨ですか？』って。
外を見ると、天気はいいのに、雨が・・・。

そう思ったら、これ実はお店の天然クーラー(^^)
屋根の上に着いたスプリンクラーが回って、水を出して屋根全体を冷やしてるんだそうです。

これで室内の気温が、3～4度下がるらしいです。
だから涼しくなったのか（笑）
屋根の上から水がしたたり、見てるだけでも涼しくなりますね。

冬場は、店内のストーブが活躍しそうです。
なんか北海道にでもありそうな、薪ストーブ。
お店の雰囲気に合ってますね(^^)v

そういえば、駐車場にたくさんの薪が積んでありました。

ホントに、なんかジブリの世界ならぬ、日本むかし話の世界にでも迷い込んだような、そんな懐かしい気持ちになる、お店でした。
そして、ここでいただいた原木ナメコの入っただご汁♪
この美味しさは、他では味わえませんね☆

お店からすぐ近くには、竜門ダムがあります。
竜門ダムは、重力式コンクリートダムと石積みのロックフィルダムの複合型で、複合ダムは一般的にはコンバインダムと言われてて、コンバインダムとしては日本で最も高いダムだそうです。
（ウィキペディア参考）

ここまで来たら、ちょっと足を伸ばしてみませんか？(^^)
そして帰りは、日本名湯百選にも選ばれた菊池温泉で、スベスベになってお帰り下さい♪

これから紅葉の季節、菊池までドライブランチいかがですか　（^_-）～☆